ふたばだより

指のトラブルが多くなっています

2026年4月号(第390号)

指のトラブルが多くなっています

スギ花粉がそろそろ終盤です。過敏に反応されておられる人はあと少しの辛抱です。代わってヒノキの花粉が飛来し始めましたので、引き続き警戒をしてください。

さて、最近、指が曲げにくいとか、動かすと痛いと言われる患者さんが増えてきました。気候が良くなってくると、何かしたくなる気持ちはわかります。しかし、長時間続けて指を使うと、指を痛めてしまうことがあります。その一例が草むしりです。また、スマホのやりすぎで親指の付け根を痛める人もいます。指を曲げたら伸ばせなくなる「ばね指」の人もおられました。

これらの原因は何でしょうか?それは筋力低下が原因で、関節に負担がかかり痛くなる場合や、筋肉や周辺の組織の炎症を引き起こして痛みが出てきます。

その他の原因として、腕の血行が悪くなることで発症する場合もあります。腕の血行が悪くなる一番の原因は首の筋肉が腕の方へ行く血管を圧迫して起こることがあります。じっと下を向く作業(事務職やスマホなど)を長時間続けることで起こってきます。

また、この季節特有なのですが、体温調節を自律神経が行っていますが、気温の変動が大きい季節では自律神経のバランスが崩れてきて手足の血行が悪くなることもあります。

以上の様々な要因によって腕の血行が悪くなり、指が動かしずらくなるわけです。それでは、このようなトラブルにはどのように対処したらいいかというと、まず、作業をする時のみ、手首にリストバンドを巻くと症状が和らぎます。

そして、最も効果的な方法は、腕の血行を良くすればいいので、腕を振ることです。

簡単なのは物を持たずに腕を振って歩くといいと思います。意外なことに、腕を振ることで指のトラブルが解消されます。

鍼治療も腕の血行を良くすることが期待できます。鍼治療と適度な腕の振りで治していきましょう。

首肩の痛み、ぎっくり腰が多くなる季節です

2026年3月号(第389号)

首肩の痛み、ぎっくり腰が多くなる季節です

3月になり、急に暖かくなってきました。寒い時にやれなかったことを一気にやろうとする人が増えて、首肩の痛みやぎっくり腰の人が増えてきました。

寒い時には運動不足になりがちです。その結果、筋力低下が起きているにもかかわらず、繰り返しの反復運動(掃除、かたずけ、草むしりなど)をすることにより筋肉のトラブルを起こすことが多いです。

肩関節の痛み、肩甲骨の間の痛み、寝違いなどが代表的なトラブルです。

腰は腹筋と腰の筋肉で支えていますが、運動不足により筋力が低下していると、物を持った時にかかる荷重が骨や関節、軟骨や椎間板にダイレクトにかかるためにぎっくり腰を起こすことが多いです。

膝痛も同じで、太ももの前の筋肉が弱くなると、上半身の体重が骨にかかり、軟骨や半月板に負荷がかかり痛みが出てくるわけです。

軟骨や関節に負荷がかかるとその部分に炎症が起きて痛みを発する炎症物質が停滞します。じっとして動かないでいると炎症物質が溜まり痛みが強くなります。

夜に寝ているとじっとしているので血行が悪くなるため、朝に起きた時に痛みで動かしにくくなりますが、動かしていると徐々に痛みが和らぎ動かせるという現象は正しくこれが原因であることが多いです。

痛みがあると動かさないために筋力が弱くなり益々悪くなってきます。自分のできる範囲で少しずつ動かすことで、悪いパターンを改善することができます。

痛いと動かしにくいですが、鍼治療で血行を良くして痛みを和らげることができますが、それだけでは根本的な治療はできません。ご自分でも体を動かして筋力を維持してあげることが最善の治療法だと思います。

鍼治療と適度な運動で乗り切っていきましょう。適度な運動ができるようなサポートが鍼治療で可能です、是非ご相談ください。

運動・食事・睡眠で体調を整えましょう

2026年2月号(第388号)

運動・食事・睡眠で体調を整えましょう

2月になると気温の変動が大きくなり、体調を崩す人が多くなります。高血圧や糖尿病などの生活習慣病を患っておられる人は薬を飲んで血圧値や血糖値を抑えています。もちろん、それも大切ですが、低くて正常だからいいんだというものではありません。

薬を飲みながら、日常生活を見直すというのが身体にやさしい治療になります。

血糖値が低いから好きなものを食べて運動を怠っていると血糖値は低くても糖尿病の合併症は防ぐことができません。血圧値も同じです。

ここで必要なことは「運動・食事・睡眠」です。

1日に30分程度の散歩を午前中と午後の2回、自分のペースで行う。

食事は白米、肉、魚、野菜、果物といった炭水化物、タンパク質、脂肪、線維、ビタミン・ミネラルなどをバランスよく食べることです。

寝る前の4時間は食べないようにする、食べてすぐに風呂に入ることはやめるなど、胃に負担をかけるような生活習慣はやめることもポイントです。

食事をバランスよくいただけば身体の活力が出てくるので動こうとしますので、自然と運動ができます。運動すると疲れますので、睡眠が簡単にできるようになります。不眠症の人のほとんどが運動不足です。

もちろん、睡眠を妨げるようなこともあります。お風呂に入ってすぐに布団に入っても眠れません。最低1時間は開けるので、逆に眠る1~2時間前に風呂に入るということを心がけてください。

体調を整える秘訣は上記の3つです。たったこれだけを守ることがベストなことなのです。もちろん、個々の生活パターンがあると思いますので、それに近い生活を心がけましょう。鍼治療はこの3つをうまくできるようにサポートでき健康管理ができますので、是非ご相談下さい。

冷たい空気に身体を当てて、身体を整えましょう

2026年1月号(第387号)

新年、明けましておめでとうございます。

昨年は猛暑でしたし、秋が少なくあっという間に冬になり、体調を整えるのに苦労された人が多かったように思います。これからはこんな気象になることが予想されますので、打ち勝つために、今の寒いうちから対策をしていく必要があります。

その方法は以下の通りです。

それは、冷たい風に当たるということです。体温調整ができないので暑さや寒さに弱くなっているわけです。冬でも暖かい部屋にいると体温調整をする機能が弱ってしまうことが体調不良になる原因です。

寒い所に行くと汗をかく栓を閉めて体温を上げ、暑い所に行くと汗をかく栓を開けて汗をかき体温を下げていきます。この仕事をしているのが自律神経なのですが、夏の暑い時に長時間冷房のきいた部屋にいたり、冬の寒い時に長時間暖房のきいた部屋にいると自律神経の働きが弱り体温調節ができなくなり、暑さと寒さに弱くなってしまいます。

この現象は夏の熱中症患者の増加に代表されますが、確かに昭和の頃よりも暑くなりましたが、それだけではないと思います。暑い時に汗をしっかりかいて体温を下げる自律神経の弱りであり、我々人間側の機能低下も原因であると思います。

そこで、午前中と午後の2回、外に出て歩いて冷たい風を顔に当て、冷たい空気を吸って身体を寒さに当てることが大切です。時間にして30分ずつ行えば十分だと思います。会社員の人は通勤時になるべく外にいて寒い所を移動することをお勧めします。そうすることで寒いから体温を上げる働きを高めてくれます。もちろん、夏は同じように行い、暑いから体温を下げる働きを高めるようにしましょう。

鍼治療は体温調整をする自律神経を整えることができますので、鍼治療と外出して運動することで過酷な環境を乗り越えていきましょう。

師走、良いお年を迎え下さい

2025年12月号(第386号)

今年もあとわずかです。今年1年間でお伝えした内容で、最も重要なことはただ一つです。それは夏には外に出て身体を動かして汗をかく、冬は冷たい空気を肺の中にしっかり吸い込み、冷たい空気に当たるということです。

最近の日本の気候は急に暑くなり急に寒くなるという夏と冬の二季の気候で、その夏は大変暑く冬は大変寒い気候です。ということは急激な温度変化の環境になっているのですが、この環境に対応できる身体づくりの第一歩は、夏には外出して暑さを身体に覚えさせ、汗をかくことなのです。

することで、冬の寒さに負けない身体づくりができるのです。もちろん逆もそうです。寒さに当たると夏の暑さに対応できる身体が作られるのです。

今年の夏も酷暑でしたので部屋に冷房を入れて過ごし、外出が少なかった人はこの冬の寒さに弱くなっていると思います。寒さに耐えられないため暖房の部屋にこもっていると来年の夏の暑さに耐えられない身体になり、少しの暑さで熱中症になってしまう恐れがあります。

そこで、暑い時にでも熱中症に気を付けて少しの時間でいいので外に出て身体を動かし汗をかくことが必要です。冬も寒い風を顔に当てて外に出ることが来年の夏に向けて必要なことです。

これは何をやっているかというと、身体を動かして自律神経に働きかけて体温調節を覚えさせているのです。体温調節がうまくできないから夏や熱中症に冬は風邪をひいてしまうわけです。自律神経を鍛えて過酷な環境に対応できる身体づくりをしましょう。

鍼治療は自律神経を調節することが可能です。病気にならない身体作りのお手伝いができます。是非ご相談ください。

急な冷えに注意しましょう

2025年11月号(第385号)

10日ほど前は冷房をしていた覚えがありましたが、今は暖房をするといったように急な温度変化があります。今年の夏は猛暑のために冷房を入れており、その冷えによる症状が出ていた患者さんを多く見かけました。また、自然の暑さに慣れていると自然の寒さにも強くなりますが、冷房により暑さを回避したために寒さに弱くなっている可能性がありますので、いつもよりも寒さ対策はしっかりしましょう。

頸肩腰膝などの痛みがあるところは血行が悪いために痛みが出るのですが、冷えや運動不足などで血行が悪くなると、弱い所がさらに血行が悪くなり、痛みが強く出てくるのです。

朝起きた時に痛くて少し動くと痛みが楽になる場合も同じで寝ている時は動かないので血行が悪くなり痛みが出るのですが、動かしていくうちに血行がもとに戻り痛みが楽になるわけです。

したがいまして、血行を良くすることで痛みをやわらげることができますが、血行を良くする方法には外から温める方法と中から温める方法があります。

外から温める方法はホッカイロなどを貼って温める方法です。中から温める方法は身体を動かして温める方法です。

お風呂やホッカイロを貼る方法よりも身体を動かして血行を良くする方法の方がより持続しますので、運動が一番いいということです。

痛いと身体を動かす意欲が少なくなりますが、実は「痛いから動かして治す」という方法が良い場合が多いです。もちろん、やりすぎて痛みがひどくなる場合もありますので、程度が問題になります。

鍼治療は血行を良くする良い治療法です。また、適切な運動のアドバイスをさせていただきますので、是非ご相談ください。

猛暑から急に秋らしく、気温差に注意

2025年10月号(第384号)

猛暑から急に秋らしく、気温差に注意

今年の夏は異常なほどの暑さでしたが、お彼岸くらいから急に過ごしやすくなりました。名古屋はそれでも30℃以上あることがありますが、40℃近い状態から比べれば大変楽になりました。この温度差に対応できない人が熱中症になる可能性があります。こんな時こそ注意が必要です。

少し暑い所にいたり、身体を動かすと全身から汗がじわっと出てくる人は問題ありませんが、汗をかきにくいとか顔に大量の汗をかく人は注意が必要です。体温が高くなり、熱中症になる場合があります。

30℃くらいでも簡単に熱中症になってしまいます。今が一番気を付けなければいけない時期です。

気温が安定してきたので、水分を摂り忘れる人が多くなる傾向にあります。夏の疲れで自律神経の状態が悪くなっており、体温調整ができなくなっています。

患者さんの中で汗をうまくかけずに身体に熱がこもっているような人がおられます。今年は特に多くなっています。こういった人は温度変化をよく理解して、身体が熱くなってきたらすぐにクールダウンできるようにしていかないと熱中症のような症状が出てきます。

体温調整を正常に行えるような訓練としては、身体を動かして汗をかく訓練をする ことです。全身にじわっと汗がかけるようになれば大丈夫です。

1日に30分くらいの適度な散歩が最適です。もちろん、午前と午後に分けて歩いてもいいので、汗をかく訓練をしていきましょう。そうすることで、冬の寒さにも強い身体作りができます。

鍼治療は自律神経を調整し、正常な体温調整をしていくアシストができます。是非ご相談ください。

よく食べて、運動して、よく寝てください

2025年9月号(第383号)

よく食べて、運動して、よく寝てください。

9月に入っても猛暑が続く今年の夏ですが、これから毎年こんな感じなのでしょう。10月いっぱいは暑いとのことですが、夜には秋の虫が鳴きだし夜は秋の様相になってきています。

暑くて体調を崩されておられる人のほとんどが、食事をあまり摂っていない、運動をしていない、不眠といった人だと思います。これらを解消するには、まず、規則正しい時間にしっかり食事を摂ることです。

食事をすると活力が生まれますので、自然と身体を動かすようになり、身体を動かすと疲れますので眠れるようになります。この三つが相乗効果的に働いて暑い夏を乗り越え、冬につなげることができるのです。

冬に風邪やインフルエンザにかかりやすい人は三つのどれかがうまく作動していない人だと思います。

もちろん、食事の摂りすぎは肥満を招き、身体が重いので運動しずらくなり逆効果です。バランスの良い食事内容と同じような時間に食事をする工夫が必要です。

この三点を正しく実行すると、免疫力が高まります。万病に効く薬なのです。 免疫力を高めるといわれる薬?やサプリメントを飲んでも、この三点がしっかりしていないのでは効果が半減します。

まだまだ暑い日が続くので熱中症に気を付けてださい。ポイントは身体全体に汗がかけるかどうかです。首から上しかかけないようでしたら自律神経の状態が悪いので、とにかく身体を動かして汗をかく訓練をしてください。

台風も起こりやすい時期、気圧の変化が大きく自律神経のバランスを崩し体調が悪くなります。

鍼治療は自律神経のバランスを整え、リラックス効果が期待できる治療法です。是非ご相談ください。

熱中症に注意しながら、ならない身体作りを!

2025年8月号(第382号)

連日35度前後の猛暑が続いています。私が長年言い続けています「歩く」を実践されておられる人がずいぶん多くなりましたが、この暑さでは午前中に何とか歩けても午後は無理そうです。暑さによる熱中症に気を付けましょう。

熱中症を予防するには汗がかける身体づくりです。じんわりと身体全体に汗がかければOKですので、時間的に5~10分歩けば汗がかけますので、それで大丈夫です。

当院に来院される患者さんでびっしょり汗をかいているから申し訳ないと言われる人がいますが、それは大変良いことです。そういう人は熱中症になりにくい人です。

一方、徒歩や自転車で5~10分かけて来院される人で顔やお腹、背中がサラサラな人もおられます。そういう人は身体が熱く、熱がこもっているのですが、この状態は簡単に熱中症になってしまいます。

こんな人は一日中冷房の部屋で過ごされておられる人が多いので、午前中と午後の2回外に出て5~10分ほど汗をかく練習が必要です。無理をせず、少しずつ暑さに慣れる訓練をして下さい。

運動不足は筋力低下を招き、様々な支障が出てきます。暑くて歩けない時は大型ショッピングモールに出かけて歩いたり、店などを見て気分転換をされるといいでしょう。

汗をかくという作業は自律神経が行っています。 自律神経の機能が低下する原因は加齢、仕事などのストレス、緊張などが考えられます。とにかく、リラックスすることが大切です。

鍼治療は自律神経を調節し、リラックスできます。暑い夏を乗り切りましょう。

暑い夏が到来、脳梗塞にご注意ください

2025年7月号(第381号)

もう1年の半分が過ぎてしまいました。今年は梅雨明けが早く、酷暑が長期間続くようになります。これから4カ月もの間、気を付けていただきたいのが熱中症です。

熱中症になりにくい身体作りは今までお話してきました。まとめますと、うまく汗をかける身体作り、こまめな水分補給の2点です。

暑いので部屋は冷房をされておられると思いますが、この冷房に長時間いると汗をかく習慣が失われます。一日に一度は外に出て、身体を動かして汗をかく習慣を身に着けてください。時間にして15分くらいでうっすらと汗をかければ大丈夫です。

水分補給は喉が渇いたと思う時はもう遅いです。時間を決めて1~2時間間隔でコップ1杯の水分を摂るようにしてください。

水分の摂りすぎは足がつる原因になります。椅子に座っている時は前に椅子を置いて足を上に乗せて足を上げることで防げることが多いです。

水分補給が少ないと、血液がドロドロになって血栓(血のかたまり)ができやすくなります。これが脳の血管に詰まると脳梗塞、心臓の血管に詰まると心筋梗塞になってしまいます。定期的な水分補給は確実に行ってください。

身体がだるくなったり手足のシビレが急に起こったら脳梗塞を疑って次のような簡単な検査を行います。

小学校の時に「前へならえ」という両手を前にあげる姿勢がありましたが、それをやって片方の手が勝手に下がってくると脳梗塞の兆候です。

あと、「らりるれろ」と声を出してみてください。舌の運動が麻痺してきやすいので、「らりるれろ」がうまく言えなくなります。この二つを行い、異常があれば救急車を呼びましょう。

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