ふたばだより

自律神経を調節して健康を保ちましょう

2023年2月号(第351号)

自律神経という言葉はよく聞くのですが、実際どういうものか、これをどうしたらいいのかという疑問をお持ちの人は多いと思います。
自律神経は自分で意識をしなくても活動してくれている神経です。

例えば、呼吸をする、心臓を動かす、食事の後に胃を動かして消化する、暑いと汗をかくなど、内臓に作用して生きていくための大切な働きをしています。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、車に例えると交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキと思ってください。
走っている時は筋肉に大量の血液を送るために心臓を強く脈拍を早くし血管を収縮させます。
また、大量に酸素を取り入れるために呼吸を荒くします。
これらの一連の動作を無意識に行っているのが交感神経です。

一方、ゆったり食事をする、静かに読書をすることでリラックスした状態を作るのが副交感神経です。
上記とは逆に心臓をゆっくり動かし、胃腸に血液を送り、呼吸もゆっくりになります。
車はアクセルを踏んでいるだけではエンジンが壊れてしまいますし、どこかにぶつかってしまいます。

人間の体も同じで、アクセルである交感神経を常に活発していると生活習慣病に代表される高血圧や糖尿病などに罹患してしまいます。
仕事や家事、育児で日中活動的にアクセルを踏んだら、夕方から夜にかけてブレーキを踏んでリラックスする
ことをお勧めいたします。
リラックスすることで夜に眠れるようになり、次の日も活動的に動けるといったサイクルを作りましょう。

鍼治療はリラックスするために必要な副交感神経を高めることができることが私達のグループの研究で証明されています。
正しい日常生活の習慣と鍼治療で健康管理ができますので、是非ご相談下さい。

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