ふたばだより

年々筋力低下が起こります、予防しましょう

2024年4月号(第366号)

「最近疲れやすくなった」「こんな作業に時間がかかるようになった」「仕事中や仕事後に肩こりや腰痛が出てくる」といった患者さんが多くみられます。この原因は筋力低下であることが多いです。

年とともに筋力低下が起こることは皆さんご存じの通りだと思います。つまり、毎日の仕事が100だとするとそれをこなす筋力が100あれば問題ないのですが、その筋力が90に低下すると上記の症状が現れてくるのです。こなしきれなくなってきているのです。
それではどうしたらいいでしょうか?

運動不足ですねとお伝えすると、仕事で立って歩いて中腰の姿勢や重い物を持ったりと、かなり動いているのですが・・と返事が返ってきます。その仕事量をこなす筋力が足りないのです。

その対処法は、普段より多く動くことです。具体的にいうと、仕事から帰宅したら自宅に入る前に10分歩いていって引き返してくる、つまり20分くらい歩くということを日課にすることです。仕事で疲れているから一刻も早く帰宅して休みたいという気持ちはわかるのですが、疲れている時に行う運動が筋力を効率良く高める最高の方法なのです。
もちろん、その日の体調や気候に合わせて5分行って帰ってくるのでもいいです。要するに毎日続けることで効果が現れます。

仕事をされておられない人は、午前中と午後の二回に分けて10分行って帰ってくることから始めて徐々に増やしていきましょう。最終的に40分続けて歩くことを目標にされると、バス旅行のツアーに参加しても最後まで楽しめる体力がつくものと思います。年々衰える筋力を止めることは容易ではありませんが、衰える筋力を少しでも遅らせることは可能です。

鍼治療は筋肉の血行を良くして使った筋肉のケアができます。もちろん、筋肉のトラブルにも対応できます。ご相談ください。

毎年のように今の時期、肩こり・腰痛が多いです

2024年3月号(第365号)

2月から朝と昼の気温差が激しく、風邪やインフルエンザが流行しています。花粉症の患者さんも多くなってきています。

気温差が激しい時は、身体の体温調節が忙しく、その主役である自律神経に疲れが出てくる時期です。自律神経のバランスが崩れて出てくる症状で代表的なものに、肩こり、めまい、耳鳴り、頭痛、体がだるい、胃腸の調子が悪い、急に汗が出るなどがあります。

自律神経の症状なので、「このままで大丈夫?」など不安が強くなると、さらに悪くなります。昔から「気のせい」といわれる症状です。実際に身体が悪くなっているわけではないので、気にしないように心がけることが大切です。そして、自律神経を鍛えることを始めましょう。手っ取り早くできるものが散歩です。薬を飲んでいるから大丈夫ではないのです。自分でも努力して外に出るということが大切です。外に出て気持ちをリフレッシュし、体の代謝を良くしてあげることが自律神経の乱れを調整できる一番の近道です。

また、暖かくなってくると今までできなかったことをされる人が多くなります。たとえば、庭の掃除、部屋の片づけと掃除など。冬の間できなかったことを急にやることで身体の各所が痛くなってきます。その代表が腰痛です。急に来る腰痛は「ぎっくり腰」と言われますが、その原因にもいろいろあり、1~2回の治療で治るもの、5~6回、または10回以上かかるものなど様々です。当院では最短で治るような治療と日常生活における注意点などをお伝えしています。

気候の変化によって、様々な不調が出てくることが多いですが、元気に過ごしていける身体づくりが大切で、このことのアドバイスは常にさせて頂いています。

鍼治療は自律神経のバランスを整えることができる良い治療法です。是非ご相談ください。

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