ふたばだより

自律神経の症状はコロナに似た症状です

2021年9月号(第334号)

コロナの猛威が続き、ストレスが溜まる毎日です。身体を動かした方が良いことはわかっていても外出しにくく、さらに猛暑でますます外出が困難になっています。一刻も早くおさまることを祈念いたします。

さて、8月は激変の環境でした。35度以上の猛暑が続いたと思ったら、長雨が続いて気温は低くなったり蒸し暑くなったりを繰り返しました。9月も同じような状況になることが予想されます。気温が激しく変化し、雨降りによる気圧の変化により、身体の中はどんな状態になっているのでしょか?一番大変なのが体温や血圧を一定に保つシステムである自律神経が疲れてきます。

自律神経は意識して動かすものではなく、呼吸や心臓を意識なく動かしてくれます。これが疲れてくるとどのような症状が起きてくるかというと、体温調整がうまくいかないので、うまく汗がかけなくなり、熱が身体にこもり、微熱(37.5度くらい)が出てきます。身体がだるくなり、頭痛、めまいなど様々な症状が出てきます。自律神経は免疫にも関係していますので、喉が痛くなったり、赤くはれたり、そして息苦しいといった症状も出てくることもあります。

このような症状はまさしくコロナの症状です。大変紛らわしいので鑑別が必要ですが、コロナの抗体検査もタイミングにより陰性だったりますので、大変難しい問題です。

ワクチンを打った後に体調を崩してしまう人がいますが、このような症状を早くやわらげる方法として鍼治療は効果があります。また、コロナの後遺症にも効果があることを海外の論文では報告されています。鍼治療は自律神経のバランスをとる良い治療法です。是非ご相談ください。

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