ふたばだより

今年も気象の変化が大きそうです!

2023年4月号(第353号)

桜が咲き、これからの季節、気温の変化が出てくる季節です。
この季節は花粉症も気になりますが、自律神経の状態も良くないことが多く、すでにたくさんの患者さんが、自律神経が原因の症状を訴えられておられます。

そもそも自律神経って何?ってことになりますが、これは自分では全く意識をしてなくても生きていくための機能を自動で行っているものです。
たとえば、意識をしていなくても呼吸ができ、心臓が動き、汗が出て、食べた物を消化吸収してくます。
これがすべて自律神経の働きです。

目の前にクマが現れたら全力で走って逃げる動作を行いますが、この時、体の中は心臓の脈拍が増え、呼吸が荒くなり、体がパーンと張った感じになります。
この状態を作り上げてるのが自律神経の交感神経が行っています。
一方、夜にゆったり食事をしたり、お風呂に入っり、テレビを見たり読書をする時には心臓の脈拍数が減り、呼吸もゆっくりでくつろいだ感じになります。
この状態を.作り上げてるのが自律神経の副交感神経が行っています。

ここで大切なことは、疲れたら誰でも休憩をとります。
人間の体は自律神経の交感神経が活動のための神経、副交感神経が休憩のための神経です。
なので、副交感神経の活動が多い方が休憩が長くなるので、体は楽なのです。

ホッとする、楽しい、うれしいという時間が長ければ人間の体を休憩の方向に持っていけます。
一方、緊張した状態で活動(仕事もそのひとつ)する、怒り、悲しみ、不安などを抱えておられる人は交感神経が過剰に働き、体にダメージを与え、高血圧や糖尿病といった生活習慣病が発症したり、めまい、耳鳴り、難聴、食欲不振、不眠、肩こり、身体がだるいといった全身症状が出てきます。
鍼治療は自律神経を整え、リラックスさせることができる良い治療法
ですので、規則正しい生活と適度な運動と鍼治療で克服していきましょう。

春は自律神経症状が悪くなります

2023年3月号(第352号)

コロナが弱まってきた途端、インフルエンザが流行し始めています。そして、花粉症が皆さん少しずつ出てきています。
神経疲れ(インフル)に免疫の疲れ(花粉症)、そして気候の変化が大きい季節になり、自律神経が大変活躍することになり、自律神経の疲れが出てきます。

自律神経の乱れから、めまいや耳鳴り、胃腸の不調、頭痛、体の疲れ、肩こりなどの症状が起こってきます。
それと共に、心の病である不安や落ち込みなども出てくる時期で、これは5月まで続くものと思われます。
4月から新年度で環境が変わることが大きな要因になっています。

日中の仕事などで強い緊張が入ってくると様々な症状が出てきますので、これを解消するには「ゆったり、リラックス」の時間を作ることが大切なことです。人間には気分転換(リフレッシュ)が必要です。

この緊張とリフレッシュを交互交互にバランスよく取り入れることができれば大変体調が良くなるのです。
また、上記のような症状が出てきても今の時期だけなので、時期が来ると良くなると信じて気にしないようにすると自然と忘れるようになります。

自分の健康のことが気になりますが、もっともっと自分の体に自信を持ち、必ず良くなるんだという強い意志を持っていただくことが改善のきっかけになると思います。
自律神経を良い状態に保つことで健康を維持することができますので、身体をリラックスさせて気分をリフレッシュし、気候の変化に備えて元気よく過ごしてください。

鍼治療も自律神経のバランスを整えることができる良い治療法です。是非ご相談ください。

PAGE
TOP

pagetop
×
MENU