ふたばだより

梅雨の時期は気象病が注目されています

2022年6月号(第343号)

低気圧が近づいてきます、雨模様になりますといったニュースがこれから盛んに言われるようになることでしょう。低気圧とは文字通り気圧が低くなるのですが、このことが体に与える影響を科学的に研究されておられる愛知医科大学学際的痛みセンター客員教授の佐藤純先生は、気圧の変化はどうやら耳にあるセンサーが誤作動を起こして脳へ影響を与え、様々な症状を引き起こすのだと説明しています。

低気圧の究極的なものは台風ですが、これが近づいてくると耳に影響を与え、めまいや耳鳴り、肩こりなど様々な症状を引き起こしてしまうものを気象病(天気痛)と呼んでいます。

そして、台風がはるかかなた赤道あたりにあってもその影響で細かく変化する気圧に耳が反応して、同じような症状を引き起こすことが言われています。脳へ影響を与える一番の場所は自律神経の場所です。

なので、様々な症状を訴えても検査をしても全く異常がみられず、「気のせい」として処理されてしまいます。これだけ苦しいのに「気のせい」といわれても納得できないのも当然のことと思います。その原因が解明されつつあるわけです。

さて、それではこれらの症状にはどうしたらいいかというと、身体を動かすことです。散歩が最適ですが、雨で外に出られない時はゆったりした音楽を聴きながらリラックスすることが大切です。つまり、ストレスが自律神経の症状を起こさせやすくしていますので、気分転換をして楽しいと思えるようなことをしましょう。

佐藤先生は耳を自分でつまんで上や横に引っ張ったり、もんだりして、耳に刺激を与えることが症状改善に有効と説明されています。あと、適度な睡眠やバランスの良い食事も大切です。
鍼治療は血行を良くし、自律神経のバランスを整える良い治療法です。鍼治療と散歩で憂鬱な梅雨の時期を乗り越えてください。

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