ふたばだより

ジメジメした梅雨を乗り越えよう

2023年7月号(第356号)

昨年は6月中に梅雨が明けてしまいましたが、今年はジメジメした蒸し暑い日が多く、急な雷雨による激しい雨が降っています。こんな時はめまい、耳鳴り、体がだるい、微熱、頭痛などの症状を訴えられる人が多いようです。
気圧による体調の不良は以前に何度もお伝えしている通り、気象病というものによるものです。しかし、この症状は基本的には長くは続きません。天気が回復すると徐々に症状が改善します。

この症状を起こさせる一番の原因は自律神経によるものです。自律神経は体温調節や胃腸の調節、血圧、その他の内臓を調節しているものですが、この神経の誤作動によるものと考えられています。
なので、本当の病気ではなく、その症状が出ているだけだと思ってください。
しかし、この症状が長続きする一番の原因は、どうしよう、困った、不安だという気持ちが強くあると症状が改善しません。不安などが身体にストレスとして入り込み、自律神経をさらに悪くするからです。

したがいまして、まずやらないといけないことは、身体を動かして汗をかき、自律神経を鍛えることです。身体を動かすと体温が上がり、その体温を下げるために汗をかくという作業は自律神経の作用です。現代人は冷房に頼り、夏でも寒い部屋にいて汗をかかないことが自律神経を弱くしているのかもしれません。
コロナ患者も最近多くなっているそうですので、これも心配ですが、気象病を乗り越えるには自律神経を鍛えることです。自律神経は免疫力にも関係していますので、一石二鳥だと思います。

まとめますと、時期が来ると症状が改善するんだという気持ちを持ち、適度に体を動かすことです。また、鍼治療は自律神経のバランスを整える良い治療法で、気象病予防に効果があると思います。是非ご相談ください。

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