診療日記

港生涯学習センターの講演会

2023年02月01日更新

令和5年2月16日(木)に私が以下の要項で睡眠についての講演をさせていただくことになっています。

日時:令和5年2月16日(木) 18:00~20:00
会場:港生涯学習センター 視聴覚室
対象:名古屋市内在住・在勤の方 15名(募集は終了しました)
演題:「睡眠改善でストレス改善-質の良い眠り-」

人生の三分の一を眠って過ごす我々は睡眠の大切さをもっと知らないといけません。良い睡眠をとるにはどうしたらいいのかを知り、ストレス改善の一助にしてほしいという観点でお話をさせていただきます。

睡眠薬に頼るのではなく、自分で日常生活を是正すれば良質な睡眠をとることが可能です。
鍼治療はリラックスする時に必要な副交感神経を高めることができることを黒野保三先生の研究で明らかにされています。
実際に、睡眠に不安を持っている人は来院患者の60%におり、その人達のうち、1回の鍼治療でよく眠れたと回答した人が63%いました。
日常生活と鍼治療で質の良い睡眠を手に入れ、日中の活動を有意義なものにしていただきたいと思います。

黒野保三先生のご指導による最後の研究論文がアメリカの雑誌に掲載されました

2023年01月10日更新

私の師匠である黒野保三先生は高木健太郎先生(名古屋大学名誉教授・名古屋市立大学学長・参議院議員)に師事され、1973年から2021年まで、私達の治療の根本である太極療法(生体制御療法)の使用するツボや深さなどの刺激量、治療間隔などを基礎的な実験を行って確立されました。また、鍼治療の後に行う超音波の併用治療の有効性も報告されました。
鍼治療の最も得意とする内科系疾患である肝臓病、糖尿病、高血圧をはじめとする生活習慣病や不定愁訴、免疫、線維筋痛症に対する有効性など100編以上の論文を執筆されておられます。

昨今、「癒し」という言葉が独り歩きをしておりますが、この「癒し」とはまさしく自律神経の副交感神経活動を高めることなのです。これが鍼治療でできることを証明されたのが黒野先生と元名古屋市立大学教授の早野順一郎先生との共同研究によるものです(2011年)。ホッとする、気持ちいい、楽だという感覚は誰でも経験されていると思いますが、この時には副交感神経が高ぶっている状態です。この状態を鍼治療で作れるという論文です。

さて、副交感神経活動を高めることが全ての鍼治療を行う施術者ができるかというと、そうではありません。黒野先生が実践されておられた太極療法(生体制御療法)でないとできないのです。これができる施術者は東洋医学研究所®グループのメンバーだけです。
黒野先生は残念ながら2021年9月27日に他界されましたが、先生の精神を引き継いで(公社)生体制御学会研究部情報評価班で研究は継続中です。今回、アメリカの『Journal of Integrative and Complementary Medicine』に「Effects of Acupuncture on Autonomic Nervous Functions during Sleep:Comparison with Non-acupuncture Site Stimulation using a Crossover Design」と題して論文掲載されました。これが黒野先生のご指導による最後の論文となりました。

「睡眠中の自律神経機能に対する鍼治療の効果 -クロスオーバー試験を用いた非経穴部位との比較-」
この内容は、鍼治療によって睡眠中の心臓副交感神経活動が優位となり、特にノンレム睡眠にその傾向が強くみられ、睡眠の質が向上したことが確認されたというものです。
鍼治療を受けた日の夜はとてもよく眠れたといわれる人が8割程おられることをヒントに黒野先生のご指導により研究が始まり10年以上が経ちましたが、まだ十分なものとは言えません。私達が努力して黒野先生の意思を引き継いでいきたいと思います。

鍼治療は痛みの疾患ばかりが取り上げられますが、実は内科系の疾患に有効です。老化防止にも効果がありますので、是非ご相談ください。

朝に起きれない子供さんが増えてきています

2022年06月22日更新

朝に起きれない・・、夕方には元気になるといったお悩みで来院される児童さんが多くなりました。また、おなかが痛くて学校に行けないという児童さんも来院されています。

じっくりお聞きすると日常生活のどこかを直していく必要があります。また、何らかのストレスも関与しているものと思われます。
これらを探り、一つ一つ解決していって心のケアと身体のケアとしての鍼治療で何とか学校に行けるような方向にもっていけたらと思います。

一番の薬は、自分の身体に自身を持てるようになれば、あとはスムーズに良くなってくるものと思っています。

頭痛、耳鳴り、めまいを訴えられる人が多くなりました

2022年06月15日更新

初めて来院される人、当院に既に来院されている人、ぞれぞれに頭痛や耳鳴り、めまいを訴えられる人が多くなってきました。これはいわゆる天気痛といわれるもので、愛知医科大学客員教授の佐藤純先生が言われている症状です。

気圧の変化を感知する耳の中の神経が誤作動を起こして脳内に余分な信号を送り、自律神経特有の症状を起こすというものです。晴天や雨降りといった気圧の大きな変化だけでなく、台風がフィリピン沖にある時でも微量な気圧の変化でも感知して症状を起こすものと言われています。

このような症状を引き起こすとそれだけでも不快ですし、将来の不安も出てきて益々症状が悪くなる悪循環を繰り返します。
対処法はなるべく気にしないようにして、できるだけ外に出て気分転換をすることが良い方法ですし、鍼治療は自律神経を整える良い治療法ですので、是非ご相談下さい。

うつ病になって困っておられる人が多くなっています

2022年04月26日更新

患者さんの旦那さんや息子さん、また親族で仕事の疲れなのか、うつ病になってしまい現在休職中という人を多く聞きます。
こういったケースは、原因は仕事だけではありません。仕事を含め周りの環境全てがそのようになってしまう原因を作っているものと思います。

薬を飲むなどの対処法の前にやらなければいけないことは、その原因を除去することです。仕事を休職(復帰すると同じような状況になるという恐怖があるようでしたら離職が妥当)することも一つですが、周りの奥様や両親、子供さんなどの対応はどうでしょうか?周りが不安そうな顔ですと悪い方向に行ってしまいます。また、早く良くなって早く復帰してもらわないと困るといった過剰な負荷をかけていませんか?

とにかく、心穏やかに過ごさせてあげる必要があります。だからといって放置していたのでは良くなりません。適度に言葉をかけ、一緒に外出をしたて買い物や散歩など気分転換をさせることが大切です。

睡眠と食事ができるようになってきたらよくなってきている兆候ですので、そのまま現状を維持していきましょう。
鍼治療は自律神経に働きかけてリラックス効果があることが証明されていますので、うつ病にも効果があると思います。

鍼治療を受けられながら、一緒に周りの環境を考えていきましょう。

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の「語録」に感銘! その3

2022年04月26日更新

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の弟子によって師匠を囲む会として「二葉清友会」という会が昭和36年に発足し、昭和51年から清友会報が年1回発刊されるようになりました。その中から黒野先生の語録を紹介させていただきます。

昭和55年
「幸せとは、その人の持つ主観であり、その人の人間性であり、それが幸せを作りだすものであると信じます。」

この含蓄のある言葉は先生のお近くで学ばせていただいているお蔭で大変よく理解できるようになりました。これは考え方によって幸せにも不幸にもなれるということです。
たとえば、仕事で強く注意をされた時、叱咤激励のためだと思えば幸せになれますが、いじわるで言われたと思えば不幸になります。素直に聞けばありがとうと思って直そうとしますが、そんなつもりではないのにというように理不尽に思えば不満になり不幸になります。
どんな時も、常に自分は「至らない人間」だと謙虚に物事を処理していればどんな言葉も素直に受け入れ、良い方向に導くことができます。そして、そのように教えてもった人に感謝をすることがより強くそのような考え方を修飾することができるものと思います。
患者さんが仕事場の不安や困り事を相談された時、このような考え方をお伝えして良い方向に持っていけるようお話をさせて頂いています。

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の「語録」に感銘! その2

2022年04月19日更新

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の弟子によって師匠を囲む会として「二葉清友会」という会が昭和36年に発足し、昭和51年から清友会報が年1回発刊されるようになりました。その中から黒野先生の語録を紹介させていただきます。

昭和53年
「初心を忘れず」という題名の中に以下のお言葉があります。

「人の心は「慣れ」という猛毒のある錆がつきやすいものであります。例えばお小遣いを百円もらっていた子供がはじめはその百円に喜びを感じているが、たった一度千円をもらうと、もう百円に喜びを感じなくなります。そして、五千円を手にすればもう百円をもらうことに不満を感じるようになります。また一度、約束を破るともう約束を破ることが平気になります。そして約束の不履行を正せば弁解が返ってきます。揚げ句の果ては約束の不履行に対しての反省はおろか先方に対して不満や非難が募るだけになってしまいます。」

人の欲は限りないものです。少しのことに喜びを感じ、初心を忘れないようにしたいと思います。また、過ちを繰り返して起こさないよう戒めていきたいと思います。

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の「語録」に感銘! その1

2022年04月12日更新

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の弟子によって師匠を囲む会として「二葉清友会」という会が昭和36年に発足し、昭和51年から清友会報が年1回発刊されるようになりました。その中から黒野先生の語録を紹介させていただきます。

昭和51年
「人には短所もあれば長所もあります。互いに長所を認め合い、短所を許し合いながら交際し、その絆を太く長く保ってゆくのが真の人間の在り方であり、それが仲間とか友人と言われるものではないでしょうか。そして、いつの日かその歴史を振り返り、思い出を語り合うことが出来たら、人生は一層明るく楽しいものになりましょう。」

この言葉は黒野先生の人間そのもので、いつも「罪を憎んで人を憎まず」とおっしゃられておられました。
ある時、黒野先生に対しひどいことをした人がいて、私はその人に対して怒りを覚えていました。その人と鍼灸の学会で出会った時に握手をして「久しぶり」と言って再会を喜んでおられた黒野先生の姿を思い出しました。その当時、私は若造でしたので黒野先生の行動を理解することができませんでした。なんでそんなに親しくできるのかと。
今になって思えば、黒野先生の生き方そのものなんだと思います。そのような先生だからこそ、著名な学者や財界人から可愛がられ、自然と皆が黒野先生の応援者になっているんだと思いました。
治療室でたくさんの患者さんに慕われ、分け隔てなく接しておられた姿を思い出し、黒野先生の人間の器の大きさを再認識させて頂きました。先生のような人間になれるように頑張りたいと思います。

腰部脊柱管狭窄症で困っておられる人が来院しています

2022年04月12日更新

腰部脊柱管狭窄症は変形性腰椎症と共に老化からくるものですが、腰部脊柱管狭窄症は放置すると寝たきりになってしまいます。とはいえ、症状が軽いうちは病院での治療はほとんどされないことが多く、歩くのが苦になってきたら手術しましょうと言われるだけです。

このまま放置しておいても大丈夫だろうかと不安になり当院に来院される人が多く、現在は3人ほどこのようなグレードで治療を行っています。
最大の目標は現状維持で、今よりもっと歩けるように、しびれが弱くなるようにといった目的で来院されておられ、状態は良い方向にいっているように思います。
治療だけでなく、日常生活の注意点などを事細かに説明し、その人に合った生活様式をお伝えしています。

不眠で悩まれている人が来院しています

2022年04月01日更新

寝つきは良いが、2~3時間で目が覚めるというパターンの人や寝つきが悪く2~3時間くらいしてからウトウトするという人まで様々です。これが何を意味する睡眠パターンなのかを理解していただき、それに対する対処法や改善法についてお伝えしながら鍼治療でよく眠れるようにし、喜んでいただけるように微力ながら努めていきたいと思います。

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