診療日記

うつ病になって困っておられる人が多くなっています

2022年04月26日更新

患者さんの旦那さんや息子さん、また親族で仕事の疲れなのか、うつ病になってしまい現在休職中という人を多く聞きます。
こういったケースは、原因は仕事だけではありません。仕事を含め周りの環境全てがそのようになってしまう原因を作っているものと思います。

薬を飲むなどの対処法の前にやらなければいけないことは、その原因を除去することです。仕事を休職(復帰すると同じような状況になるという恐怖があるようでしたら離職が妥当)することも一つですが、周りの奥様や両親、子供さんなどの対応はどうでしょうか?周りが不安そうな顔ですと悪い方向に行ってしまいます。また、早く良くなって早く復帰してもらわないと困るといった過剰な負荷をかけていませんか?

とにかく、心穏やかに過ごさせてあげる必要があります。だからといって放置していたのでは良くなりません。適度に言葉をかけ、一緒に外出をしたて買い物や散歩など気分転換をさせることが大切です。

睡眠と食事ができるようになってきたらよくなってきている兆候ですので、そのまま現状を維持していきましょう。
鍼治療は自律神経に働きかけてリラックス効果があることが証明されていますので、うつ病にも効果があると思います。

鍼治療を受けられながら、一緒に周りの環境を考えていきましょう。

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の「語録」に感銘! その3

2022年04月26日更新

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の弟子によって師匠を囲む会として「二葉清友会」という会が昭和36年に発足し、昭和51年から清友会報が年1回発刊されるようになりました。その中から黒野先生の語録を紹介させていただきます。

昭和55年
「幸せとは、その人の持つ主観であり、その人の人間性であり、それが幸せを作りだすものであると信じます。」

この含蓄のある言葉は先生のお近くで学ばせていただいているお蔭で大変よく理解できるようになりました。これは考え方によって幸せにも不幸にもなれるということです。
たとえば、仕事で強く注意をされた時、叱咤激励のためだと思えば幸せになれますが、いじわるで言われたと思えば不幸になります。素直に聞けばありがとうと思って直そうとしますが、そんなつもりではないのにというように理不尽に思えば不満になり不幸になります。
どんな時も、常に自分は「至らない人間」だと謙虚に物事を処理していればどんな言葉も素直に受け入れ、良い方向に導くことができます。そして、そのように教えてもった人に感謝をすることがより強くそのような考え方を修飾することができるものと思います。
患者さんが仕事場の不安や困り事を相談された時、このような考え方をお伝えして良い方向に持っていけるようお話をさせて頂いています。

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の「語録」に感銘! その2

2022年04月19日更新

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の弟子によって師匠を囲む会として「二葉清友会」という会が昭和36年に発足し、昭和51年から清友会報が年1回発刊されるようになりました。その中から黒野先生の語録を紹介させていただきます。

昭和53年
「初心を忘れず」という題名の中に以下のお言葉があります。

「人の心は「慣れ」という猛毒のある錆がつきやすいものであります。例えばお小遣いを百円もらっていた子供がはじめはその百円に喜びを感じているが、たった一度千円をもらうと、もう百円に喜びを感じなくなります。そして、五千円を手にすればもう百円をもらうことに不満を感じるようになります。また一度、約束を破るともう約束を破ることが平気になります。そして約束の不履行を正せば弁解が返ってきます。揚げ句の果ては約束の不履行に対しての反省はおろか先方に対して不満や非難が募るだけになってしまいます。」

人の欲は限りないものです。少しのことに喜びを感じ、初心を忘れないようにしたいと思います。また、過ちを繰り返して起こさないよう戒めていきたいと思います。

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の「語録」に感銘! その1

2022年04月12日更新

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の弟子によって師匠を囲む会として「二葉清友会」という会が昭和36年に発足し、昭和51年から清友会報が年1回発刊されるようになりました。その中から黒野先生の語録を紹介させていただきます。

昭和51年
「人には短所もあれば長所もあります。互いに長所を認め合い、短所を許し合いながら交際し、その絆を太く長く保ってゆくのが真の人間の在り方であり、それが仲間とか友人と言われるものではないでしょうか。そして、いつの日かその歴史を振り返り、思い出を語り合うことが出来たら、人生は一層明るく楽しいものになりましょう。」

この言葉は黒野先生の人間そのもので、いつも「罪を憎んで人を憎まず」とおっしゃられておられました。
ある時、黒野先生に対しひどいことをした人がいて、私はその人に対して怒りを覚えていました。その人と鍼灸の学会で出会った時に握手をして「久しぶり」と言って再会を喜んでおられた黒野先生の姿を思い出しました。その当時、私は若造でしたので黒野先生の行動を理解することができませんでした。なんでそんなに親しくできるのかと。
今になって思えば、黒野先生の生き方そのものなんだと思います。そのような先生だからこそ、著名な学者や財界人から可愛がられ、自然と皆が黒野先生の応援者になっているんだと思いました。
治療室でたくさんの患者さんに慕われ、分け隔てなく接しておられた姿を思い出し、黒野先生の人間の器の大きさを再認識させて頂きました。先生のような人間になれるように頑張りたいと思います。

腰部脊柱管狭窄症で困っておられる人が来院しています

2022年04月12日更新

腰部脊柱管狭窄症は変形性腰椎症と共に老化からくるものですが、腰部脊柱管狭窄症は放置すると寝たきりになってしまいます。とはいえ、症状が軽いうちは病院での治療はほとんどされないことが多く、歩くのが苦になってきたら手術しましょうと言われるだけです。

このまま放置しておいても大丈夫だろうかと不安になり当院に来院される人が多く、現在は3人ほどこのようなグレードで治療を行っています。
最大の目標は現状維持で、今よりもっと歩けるように、しびれが弱くなるようにといった目的で来院されておられ、状態は良い方向にいっているように思います。
治療だけでなく、日常生活の注意点などを事細かに説明し、その人に合った生活様式をお伝えしています。

不眠で悩まれている人が来院しています

2022年04月01日更新

寝つきは良いが、2~3時間で目が覚めるというパターンの人や寝つきが悪く2~3時間くらいしてからウトウトするという人まで様々です。これが何を意味する睡眠パターンなのかを理解していただき、それに対する対処法や改善法についてお伝えしながら鍼治療でよく眠れるようにし、喜んでいただけるように微力ながら努めていきたいと思います。

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