ふたばだより

師走、良いお年を迎え下さい

2025年12月号(第386号)

今年もあとわずかです。今年1年間でお伝えした内容で、最も重要なことはただ一つです。それは夏には外に出て身体を動かして汗をかく、冬は冷たい空気を肺の中にしっかり吸い込み、冷たい空気に当たるということです。

最近の日本の気候は急に暑くなり急に寒くなるという夏と冬の二季の気候で、その夏は大変暑く冬は大変寒い気候です。ということは急激な温度変化の環境になっているのですが、この環境に対応できる身体づくりの第一歩は、夏には外出して暑さを身体に覚えさせ、汗をかくことなのです。

することで、冬の寒さに負けない身体づくりができるのです。もちろん逆もそうです。寒さに当たると夏の暑さに対応できる身体が作られるのです。

今年の夏も酷暑でしたので部屋に冷房を入れて過ごし、外出が少なかった人はこの冬の寒さに弱くなっていると思います。寒さに耐えられないため暖房の部屋にこもっていると来年の夏の暑さに耐えられない身体になり、少しの暑さで熱中症になってしまう恐れがあります。

そこで、暑い時にでも熱中症に気を付けて少しの時間でいいので外に出て身体を動かし汗をかくことが必要です。冬も寒い風を顔に当てて外に出ることが来年の夏に向けて必要なことです。

これは何をやっているかというと、身体を動かして自律神経に働きかけて体温調節を覚えさせているのです。体温調節がうまくできないから夏や熱中症に冬は風邪をひいてしまうわけです。自律神経を鍛えて過酷な環境に対応できる身体づくりをしましょう。

鍼治療は自律神経を調節することが可能です。病気にならない身体作りのお手伝いができます。是非ご相談ください。

急な冷えに注意しましょう

2025年11月号(第385号)

10日ほど前は冷房をしていた覚えがありましたが、今は暖房をするといったように急な温度変化があります。今年の夏は猛暑のために冷房を入れており、その冷えによる症状が出ていた患者さんを多く見かけました。また、自然の暑さに慣れていると自然の寒さにも強くなりますが、冷房により暑さを回避したために寒さに弱くなっている可能性がありますので、いつもよりも寒さ対策はしっかりしましょう。

頸肩腰膝などの痛みがあるところは血行が悪いために痛みが出るのですが、冷えや運動不足などで血行が悪くなると、弱い所がさらに血行が悪くなり、痛みが強く出てくるのです。

朝起きた時に痛くて少し動くと痛みが楽になる場合も同じで寝ている時は動かないので血行が悪くなり痛みが出るのですが、動かしていくうちに血行がもとに戻り痛みが楽になるわけです。

したがいまして、血行を良くすることで痛みをやわらげることができますが、血行を良くする方法には外から温める方法と中から温める方法があります。

外から温める方法はホッカイロなどを貼って温める方法です。中から温める方法は身体を動かして温める方法です。

お風呂やホッカイロを貼る方法よりも身体を動かして血行を良くする方法の方がより持続しますので、運動が一番いいということです。

痛いと身体を動かす意欲が少なくなりますが、実は「痛いから動かして治す」という方法が良い場合が多いです。もちろん、やりすぎて痛みがひどくなる場合もありますので、程度が問題になります。

鍼治療は血行を良くする良い治療法です。また、適切な運動のアドバイスをさせていただきますので、是非ご相談ください。

猛暑から急に秋らしく、気温差に注意

2025年10月号(第384号)

猛暑から急に秋らしく、気温差に注意

今年の夏は異常なほどの暑さでしたが、お彼岸くらいから急に過ごしやすくなりました。名古屋はそれでも30℃以上あることがありますが、40℃近い状態から比べれば大変楽になりました。この温度差に対応できない人が熱中症になる可能性があります。こんな時こそ注意が必要です。

少し暑い所にいたり、身体を動かすと全身から汗がじわっと出てくる人は問題ありませんが、汗をかきにくいとか顔に大量の汗をかく人は注意が必要です。体温が高くなり、熱中症になる場合があります。

30℃くらいでも簡単に熱中症になってしまいます。今が一番気を付けなければいけない時期です。

気温が安定してきたので、水分を摂り忘れる人が多くなる傾向にあります。夏の疲れで自律神経の状態が悪くなっており、体温調整ができなくなっています。

患者さんの中で汗をうまくかけずに身体に熱がこもっているような人がおられます。今年は特に多くなっています。こういった人は温度変化をよく理解して、身体が熱くなってきたらすぐにクールダウンできるようにしていかないと熱中症のような症状が出てきます。

体温調整を正常に行えるような訓練としては、身体を動かして汗をかく訓練をする ことです。全身にじわっと汗がかけるようになれば大丈夫です。

1日に30分くらいの適度な散歩が最適です。もちろん、午前と午後に分けて歩いてもいいので、汗をかく訓練をしていきましょう。そうすることで、冬の寒さにも強い身体作りができます。

鍼治療は自律神経を調整し、正常な体温調整をしていくアシストができます。是非ご相談ください。

よく食べて、運動して、よく寝てください

2025年9月号(第383号)

よく食べて、運動して、よく寝てください。

9月に入っても猛暑が続く今年の夏ですが、これから毎年こんな感じなのでしょう。10月いっぱいは暑いとのことですが、夜には秋の虫が鳴きだし夜は秋の様相になってきています。

暑くて体調を崩されておられる人のほとんどが、食事をあまり摂っていない、運動をしていない、不眠といった人だと思います。これらを解消するには、まず、規則正しい時間にしっかり食事を摂ることです。

食事をすると活力が生まれますので、自然と身体を動かすようになり、身体を動かすと疲れますので眠れるようになります。この三つが相乗効果的に働いて暑い夏を乗り越え、冬につなげることができるのです。

冬に風邪やインフルエンザにかかりやすい人は三つのどれかがうまく作動していない人だと思います。

もちろん、食事の摂りすぎは肥満を招き、身体が重いので運動しずらくなり逆効果です。バランスの良い食事内容と同じような時間に食事をする工夫が必要です。

この三点を正しく実行すると、免疫力が高まります。万病に効く薬なのです。 免疫力を高めるといわれる薬?やサプリメントを飲んでも、この三点がしっかりしていないのでは効果が半減します。

まだまだ暑い日が続くので熱中症に気を付けてださい。ポイントは身体全体に汗がかけるかどうかです。首から上しかかけないようでしたら自律神経の状態が悪いので、とにかく身体を動かして汗をかく訓練をしてください。

台風も起こりやすい時期、気圧の変化が大きく自律神経のバランスを崩し体調が悪くなります。

鍼治療は自律神経のバランスを整え、リラックス効果が期待できる治療法です。是非ご相談ください。

熱中症に注意しながら、ならない身体作りを!

2025年8月号(第382号)

連日35度前後の猛暑が続いています。私が長年言い続けています「歩く」を実践されておられる人がずいぶん多くなりましたが、この暑さでは午前中に何とか歩けても午後は無理そうです。暑さによる熱中症に気を付けましょう。

熱中症を予防するには汗がかける身体づくりです。じんわりと身体全体に汗がかければOKですので、時間的に5~10分歩けば汗がかけますので、それで大丈夫です。

当院に来院される患者さんでびっしょり汗をかいているから申し訳ないと言われる人がいますが、それは大変良いことです。そういう人は熱中症になりにくい人です。

一方、徒歩や自転車で5~10分かけて来院される人で顔やお腹、背中がサラサラな人もおられます。そういう人は身体が熱く、熱がこもっているのですが、この状態は簡単に熱中症になってしまいます。

こんな人は一日中冷房の部屋で過ごされておられる人が多いので、午前中と午後の2回外に出て5~10分ほど汗をかく練習が必要です。無理をせず、少しずつ暑さに慣れる訓練をして下さい。

運動不足は筋力低下を招き、様々な支障が出てきます。暑くて歩けない時は大型ショッピングモールに出かけて歩いたり、店などを見て気分転換をされるといいでしょう。

汗をかくという作業は自律神経が行っています。 自律神経の機能が低下する原因は加齢、仕事などのストレス、緊張などが考えられます。とにかく、リラックスすることが大切です。

鍼治療は自律神経を調節し、リラックスできます。暑い夏を乗り切りましょう。

暑い夏が到来、脳梗塞にご注意ください

2025年7月号(第381号)

もう1年の半分が過ぎてしまいました。今年は梅雨明けが早く、酷暑が長期間続くようになります。これから4カ月もの間、気を付けていただきたいのが熱中症です。

熱中症になりにくい身体作りは今までお話してきました。まとめますと、うまく汗をかける身体作り、こまめな水分補給の2点です。

暑いので部屋は冷房をされておられると思いますが、この冷房に長時間いると汗をかく習慣が失われます。一日に一度は外に出て、身体を動かして汗をかく習慣を身に着けてください。時間にして15分くらいでうっすらと汗をかければ大丈夫です。

水分補給は喉が渇いたと思う時はもう遅いです。時間を決めて1~2時間間隔でコップ1杯の水分を摂るようにしてください。

水分の摂りすぎは足がつる原因になります。椅子に座っている時は前に椅子を置いて足を上に乗せて足を上げることで防げることが多いです。

水分補給が少ないと、血液がドロドロになって血栓(血のかたまり)ができやすくなります。これが脳の血管に詰まると脳梗塞、心臓の血管に詰まると心筋梗塞になってしまいます。定期的な水分補給は確実に行ってください。

身体がだるくなったり手足のシビレが急に起こったら脳梗塞を疑って次のような簡単な検査を行います。

小学校の時に「前へならえ」という両手を前にあげる姿勢がありましたが、それをやって片方の手が勝手に下がってくると脳梗塞の兆候です。

あと、「らりるれろ」と声を出してみてください。舌の運動が麻痺してきやすいので、「らりるれろ」がうまく言えなくなります。この二つを行い、異常があれば救急車を呼びましょう。

第74回(公社)全日本鍼灸学会学術大会 名古屋で盛大に開催

2025年6月号(第380号)

(公社)全日本鍼灸学会学術大会が5月30日・6月1日の二日間、名古屋市のウインク愛知にて参加者2000人近くで盛大に開催されました。

この大会のテーマは「女性のみかた」で、女性が抱える生理痛、妊娠、産後ケア、不妊、更年期などの悩みを改善し、心身ともに満たされた健康維持に対し、鍼灸治療がどのような役割を果たせるのかということを討論することが目的です。

全ての演題や講演会に対し活発な意見が交わされ、様々な角度から鍼灸治療の有用性が報告されました。鍼灸治療の奥深さを改めて再認識する機会をもらい、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。

今回の参加で得られた情報などを臨床に生かしていきたいと思います。

今年は早く梅雨に入る可能性があり、長引けばそれだけ体調を崩す期間が長くなる人が多くなります。梅雨は自律神経に影響を与え、身体の不調がいろんな所に出てくることが予想されます。

今回の学会発表で、自律神経のバランスを崩しやすいのは女性が多いとのことでしたので、女性に気をつけながら診療に当たりたいと思います。

身体の調子が悪く、病院で検査をしても異常が見当たらない症状は、自律神経のバランスが崩れて起こす症状のことが多く、このような症状には鍼灸が効果的だと思います。

もちろん鍼灸治療だけでなく、患者さんご自身も努力された方が効果的です。それは、睡眠と運動、食事です。 適度な運動と夜更かしをせず、バランスの良い食事に気を付けるように、患者さん一人一人にあったお話をさせていただけたらと思います。

鍼治療で憂鬱な梅雨の時期を乗り越えていきましょう。

5月病、気象病にご注意ください

2025年5月号(第379号)

最近の気候は日中が25度を超える一方、朝晩の冷え込みがあり、体温調節がうまくいかない人にとっては体調を崩しやすい時期です。これが気象病です。

最近多い症状は、めまい、頭痛、胃腸の調子が悪い、食欲がない、動悸(ドキドキする)、体がだるい、微熱、不眠、肩こりなどです。頭痛がひどいと脳梗塞?胃腸の調子が良くないと胃潰瘍?胃がん?というように不安になる場合もあります。このような不安が益々症状を悪化させる原因にもなっています。

気温の変動が大きいと体温調節をしている自律神経のバランスが崩れて様々な症状を起こしますが、5月は5月病といって社会環境が変わったことによる精神的な疲労からも自律神経に影響を与えてバランスを崩して上記のような同様な症状が出ることがあります。

自律神経の不調からくる症状ですので、気にしないようにしてリラックスをすることで症状が落ち着いてきて、やがては感じなくなります。 気にするといつまでたっても症状が取れないという特徴があります。 病院に行っても検査で異常が見られないけど症状だけがあるという現象です。

どことなく体調が悪いという人が是非実践していただきたいのが、外出です。これは気分転換をすることができて、身体を動かして汗をかくという両面から自律神経に作用して自律神経を快適な状態にもっていくことができる作業です。

簡単なことですが、身体の調子が悪いと外出する気分になれません。そこをなんとか外出してみましょう。気持ちがいいと実感できると思います。

外出して適度に運動して汗をかき、自律神経を整える鍼治療でさらに良好な状態を維持することができます。

活動できる身体作りを少しずつ始めましょう

2025年4月号(第378号)

今年の冬は寒かったですね、皆さん冬眠期間が長かったように思います。その期間が長ければ長いほど、身体の機能は低下しています。毎日、外出をしてウォーキングなどをしていても温暖な気候の時よりも運動不足になってしまいます。

冬は筋力低下を起こしている状態ですので、急に何かをするとトラブルを起こします。暖かくなると寒い時にできなかったことをしようとします。たとえば、暖かくなるとしたくなる掃除や衣替え、やりだしたら一段落着くまでやってしまい、その結果、首や肩、腰を痛めてしまいます。

 一年中で首、肩、腰の痛みを訴えられる頻度が多いのは春です。特にぎっくり腰は春が一番多いです。

 肩甲骨の間の痛みや張りを訴える人も多いです。

 それらの原因のほとんどが、筋力が弱くなっているのに、集中して身体を動かしたことによる筋肉の疲労なのです。

 上を向いての作業、下を向いての作業、しゃがみこんで草むしり、両手を前に挙げて窓ふきといった動きは普段は何ともないのですが、春には冬で筋力低下が起きた状態での作業なので、筋肉に疲労がたまり、筋肉が悲鳴をあげて痛みが出てくるわけです。

したがいまして、初めのうちは長時間作業をしないことをお勧めします。少しずつ慣れるようにしていくのが良いと思います。

これから気候が良くなるので、少しずつ散歩をして活動できる身体作りが必要です。歩く時に腕を振るのですが、腕を振ることで腕の血行が良くなるため、指や手首の腱鞘炎を防ぐことができます。歩幅を少しでも長くすることで足や腰の筋肉を丈夫にして転倒防止につながります。適度な運動は免疫力を上げることもできますので、花粉症や感染症を予防することもできるので、散歩はあなどれません。

鍼治療は筋肉の血行を良くして使った筋肉のケアができます。もちろん、筋肉のトラブルにも対応できます。ご相談ください。

毎年も春が短くすぐに夏、汗がかける身体作り

2025年3月号(第377号)

3月になり、気温の変化が大きくなってきます。花粉症も気になります。この季節は自律神経のバランスが崩れやすくなります。

寒い時は体温を維持するために汗をかかないようにし、暑い時は体温が上がってきますので、汗をかいて体温を下げることをしているために人間は常に一定の体温を維持することができるのです。その主要な働きをしているのが自律神経です。

 以前にも書きましたが、寒いからいって暖房の部屋にこもっていると自律神経を鍛えることができません。もちろん、暖かい部屋に出たり入ったりを繰り返すのは過剰に自律神経を働かせるので、あまりお勧めはできませんが、1日に一度か二度は寒い外に出た方が自律神経を鍛える意味で必要なことです。

 身体に寒い風を当てることで、暑い夏を乗り切ることができるのです。寒い時に程よく外出して自律神経を鍛えてあげることで、暑い夏に体温を下げるために、うまく汗をかくことができ、体温調節がうまくできるようになるので、夏バテとか熱中症になりにくくして暑い夏を元気に乗り切ることができるのです。

以上のことから考えますと、これからの時期、気温の変動に対応するために自律神経が活発に活動するのですが、自律神経を鍛えてなかったり、逆に過剰になると自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが崩れて様々な症状を発症してしまいます。その症状は1月号をご覧ください。

したがいまして、1日に1度は外に出て外の空気を吸って自律神経を発動させて、外に出ることで気分転換をはかってください。

花粉症も免疫の異常と考えると、自律神経の異常と考えられます。

鍼治療は自律神経のバランスを整えることができる良い治療法です。厳しい自然環境に順応できる身体作り、是非ご相談ください。

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