院長紹介

二葉鍼灸療院/院長

河瀬 美之
-kawase yoshiyuki-

―そもそも先生が鍼灸の道を目指したきっかけを教えてください。

「私よりちょっと年上の従兄が漢方に興味を持っていて、自分で薬を煎じたり、お灸をやったりするのを何度か見ていて、漠然とした興味があったんです。高校を卒業して、進路を考えるとき、そっちをやってみるのも面白いかなと、京都にある鍼灸の短大に進みました」

―実際に学んでみていかがでしたか？

「開院してすぐ来てくださった患者さんですね。最初の頃は、動くのもしんどいくらいでしたが、通っているうちにしゃんしゃんと歩けるようになって、体調もずいぶんよくなって喜んでいただきました。いまはもう亡くなりましたが、15年ほど通われて、だんだん元気になっていく様子を見ていたご家族が現在は通ってきてくださっています」

「年配の方から見れば私などまだまだ若造です。気軽に何でも話していただける存在でありたいと思っています。最近は、どこが悪いとはっきりわからないけど体調が悪い、と訴える若い方が増えています。そういう方には、鍼治療をしながら、ゆっくり話を聞いてあげるようにしています。話すだけで人は気持ちが軽くなるもの、少しほぐれた表情で帰って行かれるのを見るとこちらもホッとします」

―ストレスの多い現代ならではのお話ですね。

「私の思いはただ一つ。来院してくださった患者さんの身体も心も元気にしてあげたい。その一念です」

―ところで、先生は名市大の研究員として研究もしていらっしゃるとか。東洋医学の領域にいる人が西洋医学の領域の人たちと共同で研究というのも珍しいですね。

「糖尿病の予防についてマウスを使った実験をしています。東洋医学と西洋医学、一緒にやることでより根拠の強い理論が構築できると考えています」

「鍼は痛いものだと思っている方がまだまだたくさんいらっしゃいますが、当院の鍼治療はまったく痛くありません。鍼は髪の毛ほどの細さ、それを一番効くポイントに打つから痛くないのです。
以前に他院で鍼治療をして痛かったという経験をお持ちの方もいらっしゃいますが、鍼を刺しても痛くなく、効果の大きいポイントに打てば痛くないんです。それは東洋医学研究所の理念や技術を学んだ当院だからこその技術だと自負しています」

―まだまだ鍼を打つ技術向上のための努力をされているとか。

「そうです。痛くなく、最も効果的な箇所をピンポイントで狙うのです。日々練習の積み重ねがなければ、腕は鈍ります。鈍った腕で患者さんの治療はできません。千種区の東洋医学研究所には、同じ思いを持った同志が集まり、情報交換をしたり、勉強会をしたり、みんなで切磋琢磨しています」

―それなら患者さんも安心ですね

「打ったことのない方にお伝えしたい。鍼治療は本当に痛くないです。薬を飲むわけではないので副作用もない。悪い箇所だけでなく、身体全体をいい状態に持っていくことができる。ぜひ一度当院にいらっしゃってみてください」