ふたばだより

今年も気象の変化が大きそうです!

2023年04月06日更新

2023年4月号(第353号)

桜が咲き、これからの季節、気温の変化が出てくる季節です。
この季節は花粉症も気になりますが、自律神経の状態も良くないことが多く、すでにたくさんの患者さんが、自律神経が原因の症状を訴えられておられます。

そもそも自律神経って何?ってことになりますが、これは自分では全く意識をしてなくても生きていくための機能を自動で行っているものです。
たとえば、意識をしていなくても呼吸ができ、心臓が動き、汗が出て、食べた物を消化吸収してくます。
これがすべて自律神経の働きです。

目の前にクマが現れたら全力で走って逃げる動作を行いますが、この時、体の中は心臓の脈拍が増え、呼吸が荒くなり、体がパーンと張った感じになります。
この状態を作り上げてるのが自律神経の交感神経が行っています。
一方、夜にゆったり食事をしたり、お風呂に入っり、テレビを見たり読書をする時には心臓の脈拍数が減り、呼吸もゆっくりでくつろいだ感じになります。
この状態を.作り上げてるのが自律神経の副交感神経が行っています。

ここで大切なことは、疲れたら誰でも休憩をとります。
人間の体は自律神経の交感神経が活動のための神経、副交感神経が休憩のための神経です。
なので、副交感神経の活動が多い方が休憩が長くなるので、体は楽なのです。

ホッとする、楽しい、うれしいという時間が長ければ人間の体を休憩の方向に持っていけます。
一方、緊張した状態で活動(仕事もそのひとつ)する、怒り、悲しみ、不安などを抱えておられる人は交感神経が過剰に働き、体にダメージを与え、高血圧や糖尿病といった生活習慣病が発症したり、めまい、耳鳴り、難聴、食欲不振、不眠、肩こり、身体がだるいといった全身症状が出てきます。
鍼治療は自律神経を整え、リラックスさせることができる良い治療法
ですので、規則正しい生活と適度な運動と鍼治療で克服していきましょう。

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