ふたばだより

熱中症に注意しながら、ならない身体作りを!

2024年08月11日更新

2024年8月号(第370号)

朝から30度を超えて日中は35度を超える猛暑が続いています。

それと重なって、コロナの新しい型が流行して大変過ごしにくくなっています。
もともと、コロナは冬のイメージがありますが、毎年、夏にもピークがあります。

さて、「熱中症に気を付けましょう」と言われ、外出はしないように、冷房の部屋で過ごすということですが、私はこのことに疑問を感じています。夏なのに涼しい所ですごすと、自律神経が誤作動を起こすことが考えられます。

自律神経は体温が高くなったら汗を出して体温を低下させる働きがあります。この機能があるからこそ、人間は健康に生きていけるのです。
ところが、自律神経が誤作動を起こすと、体温が高くなっても汗をかくという働きが鈍くなり、体温が極端に上昇してしまうのです。その結果、少し高い条件下で熱中症になってしまうのです。

当院には徒歩や自転車で来院される患者さんが多くみえますが、その中には全く汗をかいておらず、身体に熱がこもっている患者さんが何人かいます。また、胸から上、特に顔だけにしか汗が出ず、見ると滝のように汗をかいておられる人がいます。このような人達は自律神経の誤作動でうまく汗が出ないため、熱中症になりやすくなっています。

このような状態の人には外に出て身体を動かし、汗をかく練習をしていただくようにお伝えしています。もちろん、酷暑の中を歩くわけですから30分も40分も歩けば確実に熱中症になってしまいます。朝や夕方の時間帯を選んで、初めは5~10分程度の運動からお願いしています。

十分注意して汗をかき、鍼治療で自律神経を鍛えて今の時期を乗り切りましょう。

PAGE
TOP

pagetop
×
MENU