2021年08月18日更新
年々過ごしにくくなってきています。春と秋が短くて、猛暑が続いています。ゲリラ豪雨も頻繁にあり、外出時には天気を気にしなければいけません。その中にあって未だ安心できないコロナの脅威、ストレスが溜まる一方のこの頃です。
この時期は以前にもお話ししましたが、自律神経が大変活躍する時期なのです。
暑いと体温を下げるために汗を出させ、身体が冷えたら汗を止めて体温を上げるというように自律神経は活動しています。したがいまして、自律神経に疲れが出てくる時期なのです。
さて、当院に訪れる新患さんですが、肩こりを訴えられる人が多くなっています。この肩こり、単純な筋肉疲労が原因とは少し違います。
事務的な仕事を長時間行うと「肩が凝った!」という感覚になりますが、これは筋肉疲労です。この場合、実際に触ってみると皮下の脂肪組織の下の方の筋肉が張って硬いという感じなのです。
しかし、ストレスを感じて自律神経の疲れから起こる肩こりは皮膚から脂肪組織までパァンと張ったようになっています。日頃から緊張が続いているために身体の表面からこわばっているためです。
肩こりを訴える人の肩の筋肉の硬さを測定したところ、訴えの強さと筋肉の硬さに相関性がなく、むしろ、ストレスが強いほど肩こりを訴える傾向にあるという研究結果を見かけます。
自律神経が原因の肩こりはマッサージをしてもすぐ元に戻ってしまいます。マッサージなどに頼らず、気持ちをリフレッシュできるものを見つけて取り組んでみてください。鍼治療は自律神経のバランスをとる良い治療法です。是非ご相談ください。
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