ふたばだより

梅雨の時は痛みが強くなります

2024年06月01日更新

2024年6月号(第368号)



もうすぐ梅雨入りですね。こんな時は気温、気圧、湿度などの環境が大きく変化して、身体に影響を及ぼすことが報告されています。


気温、気圧、湿度によって主に自律神経が刺激され、様々な症状が発症します。
例えば、吐き気、耳鳴り、めまい、身体がだるい、痛みが強く感じるといった症状です。
特に注意することは、膝や腰が痛い人ではその症状が強くなることです。

痛みが強くなると、状態が悪くなってしまったと勘違いして不安になったりしますが、実はこの不安がさらに痛みを強く感じさせて、ますます不安にさせるといった悪影響を及ぼすことがあります。

低気圧で身体全体の血行が悪くなり、調子が悪い部分の血行がさらに悪くなるために痛みが強く出てしまうのであって、決して悪くなっているわけではないということを知っておいてください。

では、どうしたら痛みが和らぐのでしょうか?
まず、身体の血行を良くするために、日中に適度な運動をしましょう。
全体的に血行が良くなれば、気候の変化でも血行が維持されるようになります。
また、自律神経を鍛えて気候の変化に備えることができれば、痛みも和らぎますし、嫌な症状からも解放されます。
気分転換とじんわり汗が出るような適度な運動を心がけましょう。散歩が一番良い方法だと思います。

これからの季節を乗り越えるためのキーポイントは「睡眠」「食事」「運動」です。
この三つのどれかができていないと三つともできなくなり、これらは体調を整えるためには大切な項目です。
適度な食事を摂ることで適度に運動でき、疲れて眠ることができ、疲れをとることができるわけです。疲れがたまると環境の変化についていくことができないので、様々な症状が出やすくなります。

鍼治療は血行を良くし、自律神経のバランスを整える良い治療法です。
鍼治療と散歩で憂鬱な梅雨の時期を乗り越えてください。

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