ふたばだより

年々筋力低下が起こります、予防しましょう

2024年04月25日更新

2024年4月号(第366号)

「最近疲れやすくなった」「こんな作業に時間がかかるようになった」「仕事中や仕事後に肩こりや腰痛が出てくる」といった患者さんが多くみられます。この原因は筋力低下であることが多いです。

年とともに筋力低下が起こることは皆さんご存じの通りだと思います。つまり、毎日の仕事が100だとするとそれをこなす筋力が100あれば問題ないのですが、その筋力が90に低下すると上記の症状が現れてくるのです。こなしきれなくなってきているのです。
それではどうしたらいいでしょうか?

運動不足ですねとお伝えすると、仕事で立って歩いて中腰の姿勢や重い物を持ったりと、かなり動いているのですが・・と返事が返ってきます。その仕事量をこなす筋力が足りないのです。

その対処法は、普段より多く動くことです。具体的にいうと、仕事から帰宅したら自宅に入る前に10分歩いていって引き返してくる、つまり20分くらい歩くということを日課にすることです。仕事で疲れているから一刻も早く帰宅して休みたいという気持ちはわかるのですが、疲れている時に行う運動が筋力を効率良く高める最高の方法なのです。
もちろん、その日の体調や気候に合わせて5分行って帰ってくるのでもいいです。要するに毎日続けることで効果が現れます。

仕事をされておられない人は、午前中と午後の二回に分けて10分行って帰ってくることから始めて徐々に増やしていきましょう。最終的に40分続けて歩くことを目標にされると、バス旅行のツアーに参加しても最後まで楽しめる体力がつくものと思います。年々衰える筋力を止めることは容易ではありませんが、衰える筋力を少しでも遅らせることは可能です。

鍼治療は筋肉の血行を良くして使った筋肉のケアができます。もちろん、筋肉のトラブルにも対応できます。ご相談ください。

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