ふたばだより

少しずつ過ごしやすくなってきました

2023年12月28日更新

2023年10月号(第360号)

今年の夏は異常なほどの暑さで、外にも出られないほどでした。冷房の部屋で過ごした時間が長ければ長いほど暑さに弱くなっています。30度を下回っているので、大丈夫だと思って外で無理をすると熱中症にかかりやすくなりますのでご注意ください。

涼しいところにいることで、汗をかきにくくなり、体温が上がっても体温を下げることができなくなって熱中症になりやすくなるのです。

その本体は自律神経にあります。汗を出して熱を放散して体温を下げる作業は自律神経の仕事です。

ストレスを抱えておられる人は自律神経の状態が良くないので、熱中症の危険が高くなります。

不眠や頭痛、身体がだるい、胃腸の調子が悪いといった症状がある人は自律神経のバランスが崩れているために出ている症状のことが多いので要注意です。

その他に、自分自身の自律神経のバランスが悪いかどうかを知るには、頭や顔には大量に汗を出るが、おなかや背中、手足はあまり汗を出ていないという症状があれば間違いないです。人よりも上手く汗をかけないので身体に熱がこもり、熱中症になりやすいので注意してください。

それではどうしたらいいでしょうか?少しずつでもいいので、外を歩いて汗が出るように訓練することです。これからの時期、少し歩いても汗は出ません。最低でも20分以上は歩かないと汗は出てきませんが、はじめは10分でもいいので歩くことです。あせらず、徐々に増やしていけばいいのです。熱中症に注意しながら木陰で休みながら続けていけば、汗が出る身体が作れるようになります。

鍼治療は自律神経のバランスを整える良い治療法です。定期的な治療で気象変動を乗り切っていきましょう。

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