ふたばだより

冷えにご注意ください

2023年12月28日更新

2023年11月号(第361号)

10月中旬まで30度を超えて冷房が必要でしたが、ある日から突然涼しくなり、朝晩は涼しさを超えて寒くなりました。当院では毎年1ヶ月くらいは冷房も暖房も必要のない日がありましたが、今年は1週間もなかったように思います。すぐに暖房を入れて対応しておりましたが、こんな季節は冷えに注意が必要です。

首が痛い、肩が痛い、腰が痛いという症状に対して、サロンパスのようなスッとするものを貼ったりされておられる人をみかけますが、今の時期、そして40歳を超えるような人には全く逆効果です。

膝が腫れて痛くなっている時には2~3日くらいは冷やした方がいいのですが、それ以降は温める必要があります。腫れてもいないのに痛い時には躊躇なく温めることをお勧めします。

なぜかというと、今の時期、冷えて血行が悪くなって痛みが出ていることがほとんどです。そんな時に冷やしたら余計に痛くなるわけです。

保温も効果があります。首が痛ければスカーフやマフラーなどで冷たい風に当てない工夫が必要です。
腰が痛ければ、腹巻のようなもので保温をすることで痛みが和らぐことがあります。
お風呂にゆったり入る、整形外科のもらう肌色のシップを貼る(保温効果)、1枚余分に服を着るなどなど、保温に気を付けてください。

血行を良くする効果で最も長時間持続する方法は運動です。ただ単純に歩くだけで全身の血行が良くなり、身体を温めます。その効果は6時間くらい続くとされています。歩行は免疫力を上げ、うつ病や認知症の予防にもなります。

40分くらい続けて歩けるようになると、どこにでも行けるようになります。自信をもって生活ができます。

鍼治療は血行を良くする良い治療法です。また、適切な運動のアドバイスをさせていただきますので、是非ご相談ください。

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