2021年03月09日更新
まず、3ヶ月はがんばって治療の継続をお勧めします。
椎間板ヘルニアといえば、腰部がよく知られていますが、頚部 (首) の椎間板ヘルニアもあります。
その症状は首の痛みや腕 のしびれ、ひどい時には指が動かしにくい (字を書いたり、箸が持てない) など様々です。 ひどい場合は頚髄症という脊髄の圧迫からくるものもありますので、それらを鑑別 (徒手検査などでもかなりわかります) してその患者さんに最も良い治療法を 提案させていただきます。
頚部椎間板ヘルニアの場合、保存療法 (牽引、鎮痛薬、ブロック、頚椎カラーなど) により3ヶ月間で改善した例が多いという文献があります。鍼治療でも1ヶ 月から3ヶ月で症状が改善する例が多いようです (このことは今後の検討課題) ので、まず、3ヶ月はがんばって治療の継続をお勧めします。
今回は頚部に関してですが、この3ヶ月という期間はほとんどの病気にいえることです。人によって病態や重症度が違いますので、まず一度受診されることをお勧めします。疼痛疾患班の班員は患者さんの病態や予後をわかりやすく説明してくれます。
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