2021年03月09日更新
腰と膝は確かに関係があると思います。
この理由は以下の通りです。
①姿勢 腰が悪い人のほとんどが腰が反っています。正常でもやや反った状態ですが、悪くなるとさらに腰が反ってきます。そうなると、“でっちリ、でっぱら”の状態 になり、胸をはった一見良い姿勢に見えますが、膝はどのような状態かというと、体重が後にかかってくるため、軽く曲げた状態となります。このような状態は 膝の関節全体に体重が乗るのではなく、不均等に体重が乗ってくるため、負担がかかっている部分の変形が出てくるために、膝が痛くなってくるのです。
また、膝が悪いと悪い方の膝をかばって良い方の膝に体重を無意識にかけてしまいます。したがいまして、後から見ると体が傾いているのが明らかにわかる人が います。こうなると、片方の腰に負担がかかり、痛みが出てくることが多いと思われます。
②筋力低下 腰痛や膝痛は運動不足の結果、筋力が衰えて起こる代表選手です。腰と膝が同時に痛くなるのは明らかです。 現在、腰が悪い人、または膝が悪い人は長年患っていると腰の人は膝が、膝の人は腰が悪くなってくる可能性が高いので、このようにならないためにも、足や腰の筋力を高める必要があります。それには、歩行が一番と考えます。1日に40分程の歩行で良いと思いますので心掛けて下さい (午前中20分、午後20分でも可) 。
鍼治療は痛みを和らげ、歩行をしやすくし、歩行により効率よく筋力を高める作用があると考えますので、鍼治療と共に歩行をされることをお勧めします。
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