診療日記

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の「語録」に感銘! その3

2022年04月26日更新

東洋医学研究所初代所長の黒野保三先生の弟子によって師匠を囲む会として「二葉清友会」という会が昭和36年に発足し、昭和51年から清友会報が年1回発刊されるようになりました。その中から黒野先生の語録を紹介させていただきます。

昭和55年
「幸せとは、その人の持つ主観であり、その人の人間性であり、それが幸せを作りだすものであると信じます。」

この含蓄のある言葉は先生のお近くで学ばせていただいているお蔭で大変よく理解できるようになりました。これは考え方によって幸せにも不幸にもなれるということです。
たとえば、仕事で強く注意をされた時、叱咤激励のためだと思えば幸せになれますが、いじわるで言われたと思えば不幸になります。素直に聞けばありがとうと思って直そうとしますが、そんなつもりではないのにというように理不尽に思えば不満になり不幸になります。
どんな時も、常に自分は「至らない人間」だと謙虚に物事を処理していればどんな言葉も素直に受け入れ、良い方向に導くことができます。そして、そのように教えてもった人に感謝をすることがより強くそのような考え方を修飾することができるものと思います。
患者さんが仕事場の不安や困り事を相談された時、このような考え方をお伝えして良い方向に持っていけるようお話をさせて頂いています。

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